桑門
そうもん
名詞
標準
monk
文例 · 用例
某年来|桑門同様の渡世致しおり候えども、根性は元の武士なれば、死後の名聞の儀もっとも大切に存じ、この遺書|相認置き候事に候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書(初稿)』 青空文庫
ことに権兵衛殿はすでに髻を払われてみれば、桑門同様の身の上である。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
南方先生その何やらのふちから溢るるばかりの大|愛敬に鼠色の涎を垂らして、生処を尋ねると、足尾の的尾の料理屋の娘というから十分素養もあるだろう、どうか一緒に走り大黒、身は桑門となるまでも生身の大黒天と崇め奉らんと企つる内、唐穴になって下山しとうとう走り大黒を拝まなんだ。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
時に建暦の二とせ、彌生の晦日比、桑門蓮胤、外山の庵にしてこれをしるす。
— 鴨長明 『方丈記』 青空文庫
父は、天下の大変に際し尊王報仏の心止みがたくして聊か国事に微力を致したるのみ、桑門の身固より仕官に意なしと言ひて之を辞せり。
— 與謝野禮嚴 『禮嚴法師歌集』 青空文庫
養老元年の紀に、この頃百姓法律に背いて、ほしいままにその情に任かせて髪を剪り鬢を※し、輙く法服を着けて貌を桑門に似せ、情に奸盗を挟むともみえている。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
このかたは教会的社会裁判とその権利範囲の問題について、一冊の書物を著わしたある桑門の人に答えて、雑誌に論文を発表されましたので……」「残念ながら、わしはその論文を読んでおりませんじゃ。
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
」「桑門の人にあるまじき言語の遊戯でございます!
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
作例 · 標準
彼は俗世での地位を捨て、桑門に入って仏道修行に専念する決意を固めた。
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旅先で出会った桑門の老僧が、人生の無常について静かに語ってくれた。
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「一度桑門に身を置いたからには、親兄弟の情けさえ断ち切らねばならない」
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