透く
すく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞頻度ランク #17004 · 青空 754 例
標準
to be transparent
文例 · 用例
己あ其樣に唐人言葉は知らねえ日本人なら日本の言葉で言へ、恁う最う少し胸の透く樣な文句を利いた者だぜ』痛罵しえて意氣昂然たり。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
さて、山の祖神の老翁は、雲の帳に透く福慈岳の全積を、麓の方から目途を攀らして頂へと計って行った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
丁度クリストフは手鼻をかんだ処で、そのとばしりが地の透くやうになつた上衣に掛かつてゐるのを、丁寧にゴチツク形の指で弾いてゐる。
— GREISE 『老人』 青空文庫
で、その尻上がりの「ですか」を饒舌って、時々じろじろと下目に見越すのが、田舎漢だと侮るなと言う態度の、それが明かに窓から見透く。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
その上へ、真白な形で、瑠璃色の透くのに薄い黄金の輪郭した、さげ結びの帯の見える、うしろ向きで、雲のような女の姿が、すっと立って、するすると月の前を歩行いて消えた。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
ものの色もすべて褪せて、その灰色に鼠をさした湿地も、草も、樹も、一部落を蔽包んだ夥多しい材木も、材木の中を見え透く溜池の水の色も、一切、喪服を着けたようで、果敢なく哀である。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
」と何か、美い魔法で、水を澄ませて従へさへ出来さうに、銀鍋の何となくバスケツトの裡に透く光を、友染のつゝみにうけて、袖に月影を映すかと思ふ、それも、思へばしめやかであつた。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
大湯で落合ひましやうよ、一|足さきへ……」 ……実は三|日余り、仙境霊地に心身共に澄切つて、澄切つた胸さきへ凡俗の気が見透くばかり。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
作例 · 標準
早朝の森では、木の葉の間から朝日が透いて見える。
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この和紙は非常に薄く、向こう側の景色がかすかに透く。
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冷たい川の水は底の石まで透いて見え、とても澄んでいた。
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