透き通る
すきとおる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞頻度ランク #38562 · 青空 259 例
標準
to be transparent
文例 · 用例
潭石の下には、大さ針の如くなる魚が、全身、透き通るように、青く染って、ぴったりと、水底に沈んでいる。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
槍ヶ岳以北は、見えなかったが、木曾駒ヶ岳は、雪の荒縞を着ながらも、その膚の碧は、透き通るように柔らかだ、恵那山もその脈の南に当って、雄大に聳えている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
髪はまだ下さないで、金襴、染絹の衣、腺病質のたちと見え、透き通るばかり青白い肌に、切り込み過ぎたかのようなはっきりした眼鼻立ち、男性的な鋭い美しさを持つ青年でした。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
白く透き通る切片は、咀嚼のために、上品なうま味に衝きくずされ、程よい滋味の圧感に混って、子供の細い咽喉へ通って行った。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
午後の靜かな時など、よくその眼のさめるやうな青芝の上には、白い服をそよ風にひるがへした看護婦達の二人三人が、低い、けれど透き通るやうな聲で歌を口ずさみながら往き來してゐるのを、私は病み疲れた眼でぢつと眺めてゐる事があつた。
— 南部修太郎 『病院の窓』 青空文庫
肉色に透き通るような柔らかい絹の靴下やエナメルを塗った高い女の靴の踵は、ブルジョア時代の客間と、頽廃的なダンスと、寝醒めの悪い悪夢を呼び戻す。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
全体が薄樺で、黄色い斑がむらむらして、流れのままに出たり、消えたり、結んだり、解けたり、どんよりと濁肉の、半ば、水なりに透き通るのは、是なん、別のものではない、虎斑の海月である。
— 泉鏡花 『海の使者』 青空文庫
贔屓目にも定枝の器量は姉の義枝とそんなに違いはしなかったが、ずんぐりと浅黒い義枝と比べて定枝はややましにすんなりと蒼白く、そういう談があってみればいまそれは透き通るように白いと、改めて見直されるぐらいだった。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の歌声は、一点の曇りもなく透き通っていた。
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静寂の中、遠くから鳥の鳴き声が透き通って聞こえてきた。
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「え、今のセリフ、マイク通してないのに、なんでこんなに透き通って聞こえるの?」
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標準
to be clear (of a voice or sound)
作例 · 標準
彼の話す声は、いつも穏やかで澄み切っていて、聞いていると心が落ち着く。
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早朝の静けさの中、川のせせらぎが心地よく透き通って響いていた。
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「ちょっと!もっとはっきり喋ってよ!声が全然透き通らないんだけど!」
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