丹朱
たんしゅ
名詞
標準
cinnabar
文例 · 用例
博物志に、尭囲棊を造り、丹朱これを善くすといひ、晋中興書に、陶侃荊州の任に在る時、佐史の博奕の戯具を見て之を江に投じて曰く、囲棊は尭舜以て愚子に教へ、博は殷紂の造る所なり、諸君は並に国器なり、何ぞ以て為さん、といへるを以て、夙に棊は尭舜時代に起るとの説ありしを知る。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
其地大較在會稽東冶之東、與朱崖・布、出白珠青玉、其山有丹、土氣温、衣如單被、貫頭而著之、竝丹朱豆。
— 范曄 『後漢書倭傳』 青空文庫
谷中の怪庵一 上野の堂坊のいらかが、冬がすみのかなたに、灰黒く煙って、楼閣の丹朱が、黒ずんだ緑の間に、ひっそりと沈んで見える、谷中の林間だ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
中でも崇福寺の丹朱の一峰門が山々の濃緑から抽ん出て、さながら福建、浙江の港でも見るよう。
— 長崎ものがたり 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
仏像の彩色には、古くから丹朱が用いられてきた。
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丹朱の鮮やかな赤色は、古代の人々を魅了したに違いない。
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彼女は、その絵に丹朱を使って情熱的な色合いを表現した。
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