猟官
りょうかん
名詞動詞-サ変
標準
office-seeking
文例 · 用例
内閣は一方に於て新党運動工作の余地を示すことによって、半ばは政党に対する威圧と半ばは政党への誘惑とを試みることの出来る有利な立場にあるばかりでなく、政務官の復活というような猟官心理と被認知欲望とを利用した抱きこみ乃至切りくずし策を案出しつつある。
— 戸坂潤 『近衛内閣の常識性』 青空文庫
法律学校に学んだ青年を政治に幻滅させて、文化・文学の面に活動させるようになった明治の半封建の藩閥官僚主義への反撥や、猟官流行への軽蔑の風潮も、「藪の鶯」の中に響いている。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
猟官運動勝海舟 併し、何にせよ今度の政変は、第二維新だ。
— 勝海舟 『猟官運動』 青空文庫
猟官の噂もだんだん聞くが、考へて見れば、是れも無理はない話しさ。
— 勝海舟 『猟官運動』 青空文庫
だからそれは猟官もやるがよいが、併し中には何んの抱負もない癖に、つまり財政なり外交なり、自分の主張を実行するために、就官を望むのではなくて、何んでも善いから月給に有り就きさえすればよいといふ風な猟官連は、それは見つともないよ。
— 勝海舟 『猟官運動』 青空文庫
薩派政治家の暴政と、進歩党員の猟官運動との為に、この内閣は極めて醜悪な最後を遂げたが、三十年十一月七日進歩党代議士会で政府との提携問題に関する最後の相談の席上、先生はかう云ふて居る。
— 木下尚江 『自由の使徒・島田三郎』 青空文庫
其の意専ら猟官収賄の行動を排斥するに存し、旧自由党の如き最も中心忸怩たらざる可からず。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
其の官吏任用に対しては、資格限定の程度と方法は別問題なりと設辞して、尚ほ猟官の余地を後日に留め其の収賄行動に対しては、此等弊竇は我党の深く戒規したる所にして、今更之を一洗するの必要を感ぜず。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
作例 · 標準
選挙に勝利した政権与党内では、ポストを巡る激しい猟官運動が始まった。
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彼は実務能力よりも、猟官によって高い地位を得ることに腐心している。
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その政治家は猟官の徒と蔑まれながらも、なりふり構わず権力に固執した。
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