結跏
けっか
名詞
標準
lotus position (meditation and yoga posture)
文例 · 用例
さては旨いぞシテ操ったり、とお通にはもとより納涼台にも老媼は智慧を誇りけるが、奚んぞ知らむ黒壁に消えし蝦蟇法師の、野田山の墓地に顕れて、お通が母の墳墓の前に結跏趺坐してあらむとは。
— 泉鏡花 『妖僧記』 青空文庫
なにしろ流沙河で最も深い谷底で、上からの光もほとんど射して来ない有様ゆえ、悟浄も眼の慣れるまでは見定めにくかったが、やがて、薄暗い底の台の上に結跏趺坐したまま睡っている僧形がぼんやり目前に浮かび上がってきた。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
阿那律すなわち前みて室に入り結跏趺坐す。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
阿那律すなわち入りて結跏趺坐し、繋念して前に在り。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
永島永洲君からの見舞の端書に、「永き日を結跏の人の坐し足らず」という句があったが、我々凡夫、なかなかそんなわけに行かぬ。
— 堺利彦 『獄中生活』 青空文庫
旦に稽古の窓に凭れば、垣を掠めて靡く霧は不斷の烟、夕に鑽仰の嶺を攀づれば、壁を漏れて照る月は常住の燭、晝は御室、太秦、梅津の邊を巡錫して、夜に入れば、十字の繩床に結跏趺坐して※阿の行業に夜の白むを知らず。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
鉄鉢を両手で捧げた者、猛虎を足に踏まえた者、香炉に向かって坐っている者、合掌し結跏し趺坐している者、そうして雲竜に駕している者……千態万状の羅漢の像が、昨日今日|鑿で彫ったかのように、鮮かに岩へ彫り付けられていた。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
普通の法衣の如く輪袈裟をかけ、結跏趺座して弥勒の印を結びたるが、作者の自像かと思わるる節あり。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
禅の修行では、結跏趺坐の姿勢をとることが基本だ。
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彼は毎日、朝早くから結跏を組んで瞑想している。
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初めて結跏を組んでみたが、足がしびれて長くは続けられなかった。
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