聖恩
せいおん
名詞
標準
imperial blessings or favor (favour)
文例 · 用例
これらの聖恩が、たゞに徳川氏をしてその家祀を全うせしめたばかりでなく、明治維新の大業をして容易に成就せしめた所以なのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
この洪大無辺の聖恩があつたればこそ、維新の戦乱も容易に鎮定されたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
地下の枯骨、茲に聖恩に沽へる也。
— 大町桂月 『秋の筑波山』 青空文庫
聖恩の隆盛なる、実に感激に勝えず。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
西竺今朝遇歳元、海風送暖曙光喧、客中早起成何事、遥向東方拝聖恩。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
今や何の幸運か、宣戦の大詔を拝して錦旗を大東亜に奉ずるの光栄を担う、聖恩優渥、感泣に堪えず、嘗て宿昔の覚悟を新たにして一切を天皇と祖国に捧げんことを期す」(猪俣氏、『中野正剛』より) 私は、この二つの態度を、必ずしも不合理に基く矛盾だとは思わぬ。
— ――主観的な覚え書き 『叛骨・中野正剛』 青空文庫
司馬温公が御役人を拝命したとき、書をその姪に送って曰く、近ごろ聖恩を蒙って門下(?
— 鈴木大拙 『洪川禅師のことども』 青空文庫
大政維新の際、聖恩に浴して、華族の榮爵を授けられた舊藩主の數は、明治二年の表によると約二百八十四家(公卿をのぞく)にのぼつてゐる。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
作例 · 標準
臣下たちは揃って平伏し、国家を平定した皇帝の聖恩に深く感謝した。
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「この豊かな実りは、ひとえに聖恩の賜物である」と農民たちは神に祈った。
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特赦によって罪を許された男は、身に余る聖恩に涙を流して喜んだ。
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