魂胆
こんたん
名詞頻度ランク #29401 · 青空 408 例
標準
ulterior motive
文例 · 用例
小坂家の玄関に於いて颯っと羽織を着換え、紺足袋をすらりと脱ぎ捨て白足袋をきちんと履いて水際立ったお使者振りを示そうという魂胆であったが、これは完全に失敗した。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
これの高じたものが沈没船引上げの魂胆となるのである。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
計算計算といって長びいているのは、たんに仕事を長びかせるための渡瀬の魂胆ではないかと邪推しだしたらしいのを渡瀬は感じた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
そんなことをしてこっちをさんざん嚇かしておいて、おしまいに高い祈祷料をせしめようとする魂胆に相違ないのだ。
— 岡本綺堂 『影を踏まれた女』 青空文庫
そうして好い頃を見計らって再び大三郎を引っ張り出して、例の神隠しといつわって内外の眼を晦まそうという魂胆であった。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
同時に、冴子をベッドの端に腰掛けさせた魂胆について、想い出した。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
彼は、自分を子供とあなどり、秋の夜のつれづれに、あたかも彼自身が取調べの主任でもあるかのように装い、自分から猥談めいた述懐を引き出そうという魂胆のようでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
もつとも女自身が必ずしもさういふ魂胆を一人残らず知つてゐて男に働きかけるわけではない。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
作例 · 標準
彼の親切な申し出には、何か裏の魂胆があるのではないかと疑ってしまった。
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彼女は、人の魂胆を見抜くのが非常に得意だ。
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「どうせ何か魂胆があるんだろう?」と、友人は彼をからかうように言った。
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標準
complicated circumstances
作例 · 標準
彼の人生は、様々な魂胆が絡み合い、一言では語れない。
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その事件の背景には、複数の家族間の魂胆が潜んでいた。
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物語の登場人物たちは、それぞれが抱える魂胆の中で生きている。
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