蔑視
べっし
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #24243 · 青空 286 例
標準
contempt
文例 · 用例
西欧科学を輸入した現代日本人は西洋と日本とで自然の環境に著しい相違のあることを無視し、従って伝来の相地の学を蔑視して建てるべからざる所に人工を建設した。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
この簡単な言葉に迷わされて感覚というものの基礎的の意義効用を忘れるのはむしろ極端な人間中心主義でかえって自然を蔑視したものとも言われるのである。
— 寺田寅彦 『物理学と感覚』 青空文庫
ポチは、れいによって上品ぶった態度を示し、何を騒いでいるのかね、とでも言いたげな蔑視をちらとその赤毛の犬にくれただけで、さっさとその面前を通過した。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
欧米国民は夫れを知るや知らずや、中にも露国は傲慢無礼、日本を蔑視し、東洋に暴威を揮はんとせしより、日本国民の血は沸けり、骨は鳴れり。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
(一〇)非國民を葬れ▲殊に英雄主義を蔑視し、豪傑道を嘲るに至つては、言語道断と云ふの他はなし。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
「俺は判決の威信を蔑視した第一の人である。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
しかも、それ等の一切を支配して、鉄も、血も、肉も、霊魂も、残らず蔑視して、木ッ葉の如く相闘わせ、相呪わせる……そうして更に新しく、偉大な鉄の冷笑を創造させる……それが私の父親の遺志であった。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
自分がこの家へ来てからは、道化を演ずる張合いさえ無く、ただもうヒラメと小僧の蔑視の中に身を横たえ、ヒラメのほうでもまた、自分と打ち解けた長噺をするのを避けている様子でしたし、自分もそのヒラメを追いかけて何かを訴える気などは起らず、ほとんど自分は、間抜けづらの居候になり切っていたのです。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
作例 · 標準
職業による蔑視は、決して許されることではない。
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彼は他人を蔑視するような態度をとるので、周囲から敬遠されている。
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無意識のうちに偏見や蔑視を含んだ表現を使っていないか、注意が必要だ。
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