手酢
てず
名詞
標準
vinegared water, used for dampening the hands when making sushi
文例 · 用例
」 私は転んで両足を弟の腹に当てがつてずつと突き揚げてやつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
ああ君|倦んずる額をあげて不滅の生命をさとり得なば胸うちたたいて大神には讚美と感謝をささげてずや。
— 萩原朔太郎 『感謝』 青空文庫
他郷に漂浪してもこの絵だけは捨てずに持って来た。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
ヘルマン教授には三学期通じてずっと世話になって特別の優遇を受けたような気がしていた。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
お爺さんは、あわてず、にこにこして、「この瘤が、雨に打たれてヒンヤリするのも惡くないわい。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」「それもさうだが、」とお爺さんはあわてず、「しかし、おれのやうな男もあつていいのだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
反射鏡など使っても駄目であったが、近頃マルコニが作ったアンテナは従来の物のごとく垂直に立てず却って大部分を水平に張ったもので、これを用うればほとんど一定の方向にのみ波を送る事が出来るそうである。
— 寺田寅彦 『無線電信の近状』 青空文庫
仕合わせとこれが気立てのやさしい正直もので、もっとも少しぼんやりしていて、たぬきは人に化けるものだというような事を信じていたが、とにかく忠実に病人の看護もし、しかられても腹も立てず、そして時にしくじりもやった。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
作例 · 標準
寿司を握る前に、手酢で手を湿らせることでご飯がつきにくくなる。
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寿司職人は手酢で手を濡らしながら、素早くシャリを握っていった。
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手酢を使うことでシャリが手につきにくくなり、成形しやすくなる。
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