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手指

てゆび異読 しゅし
名詞
1
標準
finger
文例 · 用例
それで、特に目につくような赤軸の鉛筆で記事のノートを取るような風をしながら、その鉛筆の不規則な顫動によって彼の代表している犯人の内心の動乱の表識たるべき手指のわななきを見せるというような細かい技巧が要求される。
寺田寅彦 初冬の日記から 青空文庫
僕はズボン下に足袋裸足麦藁帽という出で立ち、民子は手指を佩いて股引も佩いてゆけと母が云うと、手指ばかり佩いて股引佩くのにぐずぐずしている。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
いつか自分の手指の爪の発育が目立って悪くなり不整になって、たとえば左の無名指の爪が矢筈形に延びたりするので、どうもおかしいと思っていたら、そのころから胃潰瘍にかかって絶えず軽微な内出血があるのを少しも知らずにいたのであった。
寺田寅彦 破片 青空文庫
そしてその地図に入間郡「小手指原久米川は古戦場なり太平記元弘三年五月十一日源平小手指原にて戦うこと一日がうちに三十余たび日暮れは平家三里退きて久米川に陣を取る明れば源氏久米川の陣へ押寄せると載せたるはこのあたりなるべし」と書きこんであるのを読んだことがある。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
『これは右手指といって、こういう具合にさすので、』かれは短刀を拾って後ろざまに帯にさした。
国木田独歩 まぼろし 青空文庫
師宣や祐信などの絵に往々故意に手指を隠しているような構図のあるのを私は全く偶然とは思わない。
寺田寅彦 浮世絵の曲線 青空文庫
輝やける手おくつきの砂よりけちえんの手くびは光るかがやく白きらうまちずむの屍蝋の手指くされどもらうらんと光り哀しむ。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
そこで血管末端が膨脹して、神經末端を壓迫する樣になるから、肚や腿肚や踝あたりが痛んで來て、手指で之を押せば大に疼痛を感ずるに至る。
幸田露伴 努力論 青空文庫
作例 · 標準
ピアニストは演奏の直前まで、冷えないように手指を丁寧にマッサージしていた。
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繊細な刺繍を施すには、細かな手指の動きと並外れた集中力が要求される。
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加齢とともに手指の関節がこわばり、瓶の蓋を開けるのにも苦労するようになった。
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2
標準
hands and fingers
作例 · 標準
感染症を予防するためには、外出先から戻った際の手指の消毒が欠かせない。
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看護師は患者に触れる前に、アルコール液で入念に手指を清拭した。
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冬の乾燥した空気で手指が荒れてしまい、ハンドクリームを手放せない。
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