酢水
すみず
名詞
標準
vinegar diluted with water
文例 · 用例
西洋くさい文明が田舎のすみずみまで広がって行っても、盆の月夜には、どこかの山影のような所で、昔からの大和民族の影が昔の踊りを踊っているのではあるまいかと。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
女学校上がりの若い細君が料理法の書物を読むような気でこの詩編のすみずみまで捜したところで、すぐ昼食の間に合いそうな材料は到底見つからない。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
油を塗りこくつてあるらしく、すみずみまでつよく光つてゐた。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
油を塗りこくってあるらしく、すみずみまでつよく光っていた。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
叔母のいいけるは昨夜夜ふけて二郎一束の手紙に油を注ぎ火を放ちて庭に投げいだしけるに、火は雨中に燃えていよいよ赤く、しばしは庭のすみずみを照らししばらくして次第に消えゆくをかれは静かにながめてありしが火消えて後もややしばらくは真闇なる庭の面をながめいたりとぞ。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
その後にサムナー・テーンターやグラハム・ベルらの研究によって錫箔の代わりに蝋管を使うようになり、さらにベルリナーの発明などがあって今日のグラモフォーンすなわち平円盤蓄音機ができ、今ではこれが世界のすみずみまで行き渡っている。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
五 草刈り 屋敷内に草一本ないという自覚を享楽するために、わざわざ人を雇ってまでも裏庭のすみずみまできれいに草を取ってしまう人がある。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
心ゆくまで湯につかつたあとのやうに快い亢奮の余□が彼の心のすみずみまでゆきわたつてゐた。
— 新美南吉 『登つていつた少年』 青空文庫
作例 · 標準
レンコンのアクを抜くために、切ってすぐに酢水にさらしておいた。
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手が荒れないように、魚をさばいた後は酢水で指先を洗う。
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酢水でふき掃除をすると、台所のしつこい油汚れがきれいになる。
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