恥さらし
はじさらし
名詞形容動詞
標準
disgrace
文例 · 用例
自分にしても恥さらしの随筆などは書かないかもしれない。
— 寺田寅彦 『庭の追憶』 青空文庫
十八の豹一をつかまえて、洗いざらい恥さらししなければならぬ自分を安二郎はさすがに情なく思い、つとめて平静を装うのだったが、既に豹一は安二郎の苦悩が隅々まで読みとれる男になっていた。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
こらえらい恥さらしやな」 そう言って頭のてっぺんをかく権右衛門の姿は仲々愛嬌がある。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
)末弟は、東京でいい恥さらしをしているそうだのう、とただそれだけ、話題に上って、ふっと消え、火を掻き起してお茶を入れかえ、秋祭りの仕度に就いて話題が移ってゆく、という、そんな状態ではないかと思う。
— 太宰治 『善蔵を思う』 青空文庫
この小説の題材は、おれの恥さらしとなるかも知れぬ。
— 太宰治 『陰火』 青空文庫
飛んでもない恥さらしをする事であつた。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
恥さらしの、孤独地獄の、しかもまた累々たる半死の膃肭獣の群棲場。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
無理に生木をひきさいて、それがために又なにかの間違いでも出来て、結局は新聞の雑報|種になって、近所隣りへ来て大きい声で読売りでもされた日には、飛んだ恥さらしをしなければなりませんから、家内にも因果をふくめて、とうとうそういうことに決めてしまったのです。
— 岡本綺堂 『有喜世新聞の話』 青空文庫
作例 · 標準
成人式の着物に、落ち着いた色合いの櫨染(はじぞめ)の帯を選んだ。
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秋の紅葉が、櫨染のような温かい色に染まっていた。
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昔ながらの染料で、布を美しい櫨染に染め上げた。
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