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斧鑿

ふさく
名詞
1
標準
lucubration
文例 · 用例
それにあれには斧鑿のあとがあまりに見えすいてゐる。
田山録弥 雑事 青空文庫
無論『其面影』と同じ洗錬を経たので、決して等閑に書きなぐったのではないが、『其面影』のような細かい斧鑿の跡が見えないで、自由に伸び伸びした作者の洒落な江戸ッ子風の半面が能く現れておる。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
殊に息子の戀に就ての描寫が淺薄で、いかにも斧鑿の痕が歴々と見え透いて居るのは拙いと思ふ。
田山録弥 バザンの小説 青空文庫
縁語及び譬喩 蕪村が縁語その他文字上の遊戯を主としたる俳句をつくりしは怪しむべきようなれど、その句の巧妙にして斧鑿の痕を留めず、かつ和歌もしくは檀林、支麦のごとき没趣味の作をなさざるところ、またもってその技倆を窺うに足る。
正岡子規 俳人蕪村 青空文庫
縁語及び譬喩 蕪村が縁語その他文字上の遊戯を主としたる俳句をつくりしは怪むべきやうなれど、その句の巧妙にして斧鑿の痕を留めず、かつ和歌もしくは檀林、支麦の如き没趣味の作を為さざる処、また以てその技倆を窺ふに足る。
正岡子規 俳人蕪村 青空文庫
なんら斧鑿の痕を止めざる純一無雑なる自然あるのみである。
倉田百三 愛と認識との出発 青空文庫
そこへ行くと召波の句は、里坊が非常に働いている代りに、多少|斧鑿の痕の存するを免れぬ。
柴田宵曲 古句を観る 青空文庫
見方によれば一種の技巧であるが、この句の場合の如きは極めて自然で、一向|斧鑿の痕は感ぜられぬ。
柴田宵曲 古句を観る 青空文庫
作例 · 標準
この論文は斧鑿の跡が随所に見られ、著者の並々ならぬ推敲の苦労が伺える。
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自然な文章を装っているが、実は細部にまで斧鑿を加えた緻密な構成である。
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「あまり斧鑿を過ぎると、かえって文章の勢いを殺してしまうよ」と忠告された。
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