揺らめく
ゆらめく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to flicker
文例 · 用例
雲が延びると、裾野のぼやけた緑は、水底に揺らめく青草の波になった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
扉の響きは、ぶるぶると、お妙の細い靴の尖に伝わって、揺らめく胸に、地図の大西洋の波が煽る。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
しかしいつつもあればだ、ほぼ疑いなく、その人物は火のついた獣脂を始終取り扱っている――夜中、上の階へあがるとき、片手に帽子、もう一方の手に揺らめく蝋燭。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
足の低い大机があちこちにあり、上にはレトルトや試験管、青火揺らめく小型のブンゼン・バーナーなどが散らかっている。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
回教徒の信ずる所に寄りますると、この世からあの世へ行く唯一の道は、狭い、揺らめく橋だといふことでございますが、丁度その橋のやうに美しい虹が霧の上に横はつてゐるのでございます。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『うづしほ』 青空文庫
またあの柔かな雛罌粟が壺にささって微風に赤々と揺らめくと、妻はかすかな歎声を洩して眺めていた。
— 横光利一 『花園の思想』 青空文庫
時々突っ立った太股の林が揺らめくと、射し込んだ夕日が、魚の波頭で斬りつけた刃のように鱗光を閃めかした。
— 横光利一 『花園の思想』 青空文庫
処女の波は彼の胸の前で二つに割れると、揺らめく花園のように駘蕩として流れていった。
— 横光利一 『街の底』 青空文庫
作例 · 標準
焚き火の炎が赤々と揺らめく。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
カーテンが風に揺らめき、部屋に涼しい風が入ってきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
祭りの提灯が、夜空の下でゆらゆらと揺らめく。
幻辭AI · gemini-2.5-flash