世間話
せけんばなし
名詞
標準
small talk
文例 · 用例
九月十月十一月太宰治 (上) 御坂で苦慮のこと 甲州御坂峠の頂上に在る茶店の二階を借りて、長篇小説すこしづつ書きすすめて、九月、十月、十一月、三つきめに、やつと、茶店のをばさん、娘さん、と世間話こだはらず語り合へるくらゐに、馴れた。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
どんなに貧乏をしてゐても、夕食の時などには樂しさうに世間話をして笑ひ合つてゐるぢやありませんか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
夕食の時の世間話なんて、たいていは近所の人の品評ぢやないか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
世間話がはずむ……夜半になると、焚火は、とろとろと消えかかる。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
それがある時台所で出入りの魚屋と世間話をしながら、刺身包丁を取り上げて魚屋の盤台の鰹の片身から幅二分くらい長さ一尺近い細長い肉片を巧みにそぎ取った。
— 寺田寅彦 『KからQまで』 青空文庫
茶店の娘のお絹が朝早いので、お客がない鬱晴らしに三次と世間話をしている。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
この間アウグステをばさんは色々な、下らない世間話をしてゐる。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
女主人は、アウグステをばさんがこんな日に世間話をするのを、不都合だと思つて、少佐夫人にそつとその心持を話した。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
作例 · 標準
彼らは会議の前に、軽い世間話をした。
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彼は、場を和ませるために世間話をするのが得意だ。
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世間話に時間をかけすぎないで。要点に入ろう。
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ウィキペディア
世間話(せけんばなし)は、民話における類型のひとつ。民衆の生活のなかから生まれ、民衆によって口承されてきたもので口承文学、また民俗資料の一つでもある。転じて、伝聞した世間一般のあたりさわりのない話を指す言葉ともなった。
出典: 世間話 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0