駄弁
だべん
名詞
標準
foolish tale
文例 · 用例
網苧の山里の立場茶屋に猪嚇しの鉄砲が用意してあるほどなら、道節も宝刀を捻くり廻して居合抜の口上のような駄弁を弄して定正に近づこうとするよりもズドンと一発ブッ放した方が余程早手廻しだったろう。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
余程注意の念を凝らしてゐるつもりでも、つい私は、ふと他の妄想に走つたり、のべつにまくしたてる守吉の駄弁に煩はされたりして、くだらぬところでいち時に三つもはさまれてしまふのであつた。
— 牧野信一 『泉岳寺附近』 青空文庫
誰も彼も、もう駄弁の種もすつかり尽き果てゝ稍ともすれば沈黙勝ちな、夜もなく、昼もなき怠惰な村の愛日抄を書かう。
— 牧野信一 『くもり日つゞき』 青空文庫
が、駄弁はこのくらい、計算勘定しましょう」築土新吾坐ると同時に、相手に物をいわせまいと、勝ち誇った高飛車態度。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
すまじきものは駄弁でげす!
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
それというのも駄弁のたたりだ。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
おれのよ、おれのよ、おれの駄弁のよ!
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
そうだ、あっしの駄弁のね!
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
作例 · 標準
「政治家の演説なんて、結局は美辞麗句を並べただけの駄弁だよ」と父はテレビを見ながら吐き捨てた。
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酒の勢いに任せた他愛もない駄弁の中に、意外なビジネスのヒントが隠されていることもある。
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会議の後半は、もはや建設的な議論ではなく、ただの駄弁の応酬になってしまった。
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