饐える
すえる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to go bad (of food)
文例 · 用例
「生活の饐える臭だ!
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
部屋の中は年じゅう、物の饐えるような匂いが、こもっていた。
— 山本周五郎 『山彦乙女』 青空文庫
小屋の中は暗く、板張の床へ蓆を敷いただけで、一と間きりの鼻のつかえそうな狭い部屋の隅に、どれがなにとも区別のつかないがらくたがつくねてあり、物の饐えるような匂いがいちめんにこもっていた。
— 山本周五郎 『若き日の摂津守』 青空文庫
もし汝らをゆるさば百世の武門を廃らし、世の節義は地に饐えるであろう。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
隣家の、観音開きの戸口からは、馬貫之の細君が、歯がすえるヴァイオリンのような歌を唄うのがひびいてきた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
七 灸治 子供の時分によくお灸をすえると言っておどされたことがある。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
それに、はじめは一度に三つずつ一週間後から五つずつというふうにだんだんすえる数を増して行って、おしまいには二十ぐらいずつすえるのである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
灸をすえるのでも似かよった影響がありそうである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
作例 · 標準
夏場の常温に放置していた味噌汁が饐えるような臭いを放ち始めた。
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「このご飯、ちょっと饐えてるみたいだから食べない方がいいよ」と母が注意した。
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洗濯物を生乾きのまま放置したせいか、饐えたような嫌な臭いがする。
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