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湿気

しっけ異読 しっき
名詞頻度ランク #12051 · 青空 469
1
標準
moisture
文例 · 用例
日本の夏に特有な、梅雨時の暗い天気と、畳の上にカビが生えるような、じめじめした湿気と、そうした季節に、そうした薄暗い家の中で、陰影深く生活している人間の心境とが、句の表象する言葉の外周に書きこまれている。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
しかし夏の湿気がなく、家屋の構造がちがってる外国人にとって、こうした俳句は全然無意味以上であり、何のために、どうしてどこに「詩」があるのか、それさえ理解できないであろう。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
日本の茶道の基本趣味や、芭蕉俳句のいわゆる風流やが、すべて苔やさびやの風情を愛し、湿気によって生ずる特殊な雅趣を、生活の中にまで浸潤させて芸術しているのは、人のよく知る通りであるけれども、一般に日本人の文学や情操で、多少とも湿気の影響を受けてないものは殆んどない。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
かの湿気が全くなく、常に明るく乾燥した空気の中で、石と金属とで出来た家に住んでる西洋人らに、日本の俳句が理解されないのは当然であり、気象学的にも決定された宿命である。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
それは昔この道路の水準がずっと低かった頃に砂利をつめた土俵を並べて飛石代りにしてあった、それをそのまま後に土で埋めて道路面を上げたのであるが、砂利が周囲の湿気を吸収するために、その上に当るところだけ余計に乾燥して白く見えるとの事であった。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
日本の山岳は、日本アルプスあたりでは、大洋より来る湿気を含める風が当って、降雪量は充分であるが、融ける分量の方が積る分量より多いのであるから、氷河という現象を作らない。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
しかるに麻布殊に湿気を帯びたのはかなりよい電導体で蚊帳はその網である。
寺田寅彦 蚊帳の研究 青空文庫
その養殖場には日蔭をつくるための樹林と湿気を呼ぶ苔とが必要である。
岡本かの子 異国食餌抄 青空文庫
作例 · 標準
雨が降った後、空気が湿気を含んで重くなった。
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夏場の湿気は不快で、カビの原因にもなりやすい。
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この部屋は換気が悪く、いつも湿気がこもっている。
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