人里
ひとざと
名詞頻度ランク #32576 · 青空 387 例
標準
village
文例 · 用例
一例として桜狩美人の腹や減却す人間に鶯鳴くや山桜 人里離れた深山の奥、春昼の光を浴びて、山桜が咲いているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
しかしながら蕪村の場合は、侘びが生活の中から泌み出し、葱の煮える臭いのように、人里恋しい情緒の中に浸み出している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
「なるほど、この辺は人里離れて、猪の遊ぶのに持って来いだ」 翁はそういって、傍の保与(寄生木)のついている山松を見上げた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
私は腑甲斐ない一人の私を、人里離れた山中へ遺棄してしまったことに、気味のいい嘲笑を感じていた。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
馬が居るようではともかくも人里に縁があると、これがために気が勇んで、ええやっと今|一揉。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
水源は秋の日など隅田堤より遠く西の方に青み渡りて見ゆる秩父郡の山※の間にて、大滝村といへるがこの川の最上流に位する人里なれば、それより奥は詳しく知れねど、おもふに甲斐境の高山幽谷より出で来るなるべし。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
野も人里も深い雪をかむって、息さえ詰まるようでありました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
姥は影に添って、見送ってお上げ――人里まで。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
作例 · 標準
吹雪の中を何時間も歩き続け、ようやく遠くに人里の明かりが見えた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
この深い森を抜ければ、小さな川のほとりに人里があるはずだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
熊が餌を求めて人里まで下りてくるようになったため、警戒が必要だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア
人里(へんぼり)とは、東京都西多摩郡檜原村の地名。南秋川に沿って下流から、和田・事貫(ことづら)・上平の集落が並び、都道から南側の林道にそれた笛吹(うずしき、あるいは「うずひき」とも読む)の集落を含む。また、より下流側に南郷(上川乗)、より上流側に数馬と接する。
出典: 人里 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0