雄心
ゆうしん異読 おごころ
名詞
標準
heroic spirit
文例 · 用例
」というような鬱勃の雄心を愛して居られたのではないかと思われます。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
そこで九郎兵衛に返書を齎らさしめ、守屋|守柏、小関大学の二人を京へ遣ったが、政宗の此頃は去年大勝を得てから雄心|勃々で、秀吉東下の事さえ無ければ、無論常陸に佐竹を屠って、上野下野と次第に斬靡けようというのだから、北条征伐に狩出されるなどは面白くなかったに相違無い。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
劫初以来人の足跡つかぬ白雲落日の山、千古斧入らぬ蓊鬱の大森林、広漠としてロシアの田園を偲ばしむる大原野、魚族群って白く泡立つ無限の海、ああこの大陸的な未開の天地は、いかに雄心勃々たる天下の自由児を動かしたであろう。
— 石川啄木 『初めて見たる小樽』 青空文庫
丈夫と思ふ英氣は全身に滿ち、天地に少し至らぬ鋭心を負ひ持てりと信じつゝある私部小室ではあれど、平生自負の雄心も此際に何の力も無いのである。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
ああ運命の眩きをも、眼ひらきてながめ入り、胸わななかぬ雄心の若き勇氣に溢れたる、勝利のおもひに漲れるこの身この世に何の死ぞ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
城下に這入って、釈迦堂脇から二十人町、名掛町と通り過ぎてしまえば、独眼竜伊達の政宗が世にありし日、恐るべきその片眼を以て奥地のこの一角から、雄心勃々として天下の風雲をのぞみつつ、遙かに日之本六十余州を睥睨していたと伝えられる、不落難攻の青葉城は、その天守までがひと目でした。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
南部の南洋群島、フィリッピン、西部の印度、大陸に接する安南、緬甸、香港、澳門も亦すでに彼白人の勢力にして、猶、未だ白人の雄心死せざるなり。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
エオスはアストレオスと契りて、制し難き雄心に勇む風の神を生みぬ。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
作例 · 標準
若者には、雄心を持って未来を切り拓いてほしい。
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彼の雄心は、周りの人々にも勇気を与えた。
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偉業を成し遂げるには、単なる才能だけでなく、強い雄心が必要だ。
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