野心
やしん
名詞頻度ランク #14032 · 青空 1500 例
標準
ambition
文例 · 用例
草野心平詩集『母岩』中原中也 草野心平君の第三詩集『母岩』が出た。
— 中原中也 『草野心平詩集『母岩』』 青空文庫
からだの弱さうな、気の弱さうな人であるけれども、あれで却々野心家だとも思つてゐた。
— 中原中也 『逝ける辻野君』 青空文庫
私は前夜の飲過ごしでぐつたりして、少し卓子の割合には高過ぎる椅子に腰掛けて、煙草を喫つたり本を読みかけてみたり、と、急に思ひ出して此の日頃方々で受取つた名刺の整理をしたり、――要するに何の野心もなく、その日第一回の食事を済ましたばかりのところであつた。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
イラ痒い瞼、ひえびえとする野面の風にひえびえとしたみすぼらしい顔の中から、この遠近を嘆賞するもないもんだなぞ、云つては呉れるな人々よ、自然の与件は、何時でも生理のまゝに享受してゐる者でこそあれ、希望を持つて生きてゐるとも云へるので、其の他はすべて、謂はば野心で生きてゐるのだ。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
出生の地を、その家の屋号にするというのは、之は、なかなかの野心の証拠なのであります。
— 太宰治 『砂子屋』 青空文庫
併しまだ私には出世したい野心がある。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
若い妻の機嫌を取り、女房の尻に敷かれ、猥褻な性的遊戯をして日を暮す以外に、人生に向つて意欲する何の理想もなく野心もなく、無為劣等な動物的人生をすごすことが、現代大衆やサラリイマンの理想とすれば、これほど陰鬱な梅雨時の社会はない。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
換言すれば著者は、すべての藝術的意圖と藝術的野心を廢棄し、單に「心のまま」に、自然の感動に任せて書いたのである。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若くして会社を立ち上げ、業界の勢力図を塗り替えようという野心に燃えている。
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「ただの平社員で終わるつもりはない」と、彼の目には強い野心が宿っていた。
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政治家としてのキャリアを積む中で、彼はいつしか天下を取るという野心を抱くようになった。
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標準
sinister designs
作例 · 標準
彼の親切な態度の裏には、何か良からぬ野心が隠されているのではないかと疑ってしまう。
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隣国の突然の軍事演習は、領土拡大の野心を露わにするものとして警戒された。
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甘い言葉で投資を勧める彼の真の野心は、顧客の資産を奪うことにあった。
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