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奥書

おくがき
名詞
1
標準
postscript (to a book)
文例 · 用例
この年八月二十六日に市川権十郎は芸道に奨み、贔屓に負かぬと云う誓文を書き、父七代目団十郎の寿海老人に奥書をさせて香以に贈った。
森鴎外 細木香以 青空文庫
道柏、卜庵はすぐに奥書をして、小林|内匠、衣笠卜齋、岡善左衛門の三人に披露を頼んだ。
森鴎外 栗山大膳 青空文庫
打ちうろたえて、まごまごしている近侍の者達に、ピカリピカリと傷の威嚇を送りつつ、悠揚として案内させていったところは、奥書院の主計頭が居室でした。
幽霊を買った退屈男 旗本退屈男 第十話 青空文庫
――城主|丹羽長国は、置物のようにじっと脇息に両肱をもたせかけて、わざと灯りを消させた奥書院のほの白い闇の中に、もう半刻近くも端座し乍ら、身じろぎもせずに黙然とふりそそいでいるその月光を聴きいったままだった。
佐々木味津三 十万石の怪談 青空文庫
百五十枚ばかりのもので、奥書きには「一九一九年七月十七日、東京の西郊中野にて脱稿」と誌してある。
三木清 わが青春 青空文庫
頃日珍書刊行会が『後昔物語』を刊したのを見るに、抽斎の奥書がある。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
大正四年四月八日」と云ふ奥書がある。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
伊沢分家所蔵の源氏物語に下の如き奥書がある。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
作例 · 標準
例句