跋
ばつ
名詞
標準
epilogue
文例 · 用例
実施の時代にはえて低級の事が跋扈する。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
私はここまで書いて此の物語が以前に送つた跋文にくらべて、どこか物足りなさを感じた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
君がふとしたことから跋文を紛失したと青い顔をして来たときに思つた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
一つは兄が私の跋文を紛失させた罪もあるが。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
この創作集の末尾に、田中君が跋文を書き添へてゐるやうですが、それに據れば、「俺の過去は醜惡で複雜、まともに語れるものではない。
— ――田中英光著『オリムポスの果實』序 『田中君に就いて』 青空文庫
堯はそう言われたとき自分の裡に起こった何故か跋の悪いような感情を想い出しながら考えた。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
闊歩横行、登攀、跋渉、そんな事はお茶の子で。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
初期のは市人の中の気慨のある者か或は武士の仕官の途に断念した者などが、武士の跋扈に反抗して之を膺懲し或は之に対抗する考へから起つたのであるらしいが、夫から以後、即ち天明前後から天保あたりへ懸けての侠客といふものは多くは博徒のやうな類である。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
作例 · 標準
その小説の跋には、作者の作品への思いが綴られていた。
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古い書物には、しばしば著名な学者の書いた跋が添えられている。
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彼の研究論文の跋を読んで、全体の意図を理解した。
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ウィキペディア曖昧さ回避
跋(ばつ) 本文の終わりに書き添える文。おくがき。 西洋の詩の形式。→アンヴォワ参照
出典: 跋 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0