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蒼浪

そうろう
名詞
1
標準
blue waves
文例 · 用例
家を持たない秋が深うなつた霜夜の寝床が見つからない そうろうとして歩きつづけていた私は、私相応の諦観は持っていたけれど、時としてこういう嘆息を洩らさずにはいられなかった。
種田山頭火 寝床〔扉の言葉〕 青空文庫
翌る日、髭そうろうの大尽は、かの五人の手下に言いふくめて、金銀|綾錦のたぐいの重宝をおびただしく持参させ、かの土塀の家に遣し、お姫様を是非とも貰い受けたしと頗る唐突ながら強硬の談判を開始させた。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
「こんな、佳い日に、人間どもは、何をあくせくしているのだ」 来宮様はそうそうろうろうとして歩いた。
田中貢太郎 火傷した神様 青空文庫
そのつづき、――「ちかきうちに私も帰り申し候につき、くわしきことはお目もじの上申しあげそうろう
岩野泡鳴 耽溺 青空文庫
――いつぞやは深川八幡境内にてご難役お頼み申し深謝このところにそうろう
なぞの八卦見 右門捕物帖 青空文庫
おかげにて、あれなる浪人者は望みどおりの結果とあいなりそうらえば、それにつき改めてお礼の品なぞさし上げたくそうろうあいだ、こよい五つ半までに日本橋たもとへお越しくだされたく、右要用まで。
なぞの八卦見 右門捕物帖 青空文庫
その節ご検死くだされそうらえども、埋葬ご許可のおことば承り漏れそうろうあいだ、使いの者をもっておん伺い申し上げそろ。
卍のいれずみ 右門捕物帖 青空文庫
なにぶん、いまだ夏場のことにそうらえば、仏の始末なぞも火急に取り行ないたく、ご許可くださらば今夕にも急々に式葬つかまつりたくそうろうあいだ、右おん許し願いたく、貴意伺い上げそろ。
卍のいれずみ 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
水平線に沈む夕日を浴びて、蒼浪がキラキラと輝いていた。
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荒れ狂う海は、激しい蒼浪となって岸壁に打ち寄せていた。
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古の詩人は、蒼浪に人生の儚さを重ねて詠んだ。
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2
標準
hair that has lost its shine due to ageing
作例 · 標準
昔は艶やかだった髪も、今ではすっかり蒼浪となり、時の流れを感じさせる。
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祖母の白髪は、ただの高齢によるものではなく、人生の深みを示す蒼浪であった。
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鏡に映る自分の髪を見て、鏡のような蒼浪に、彼は少し寂しさを感じた。
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