幻辞.com

青波

せいは
名詞
1
標準
文例 · 用例
城ヶ島の娘むすめ、むすめ、城ヶ島の娘、おまへは裸で海のそこ、朝も早うから海のそこ、素足ちらちら、真逆様に波を潜れば、青波ばかり。
北原白秋 畑の祭 青空文庫
むすめ、むすめ、城ヶ島の娘、鮑取ろとて海のそこ、潜水眼鏡で波のそこ、あちらこちらといのちをちぢめ、泳ぎ廻れど青波ばかり。
北原白秋 畑の祭 青空文庫
息がつまれど波のそこ、岩にべつたりしがみつく、しがみついても青波ばかり。
北原白秋 畑の祭 青空文庫
むすめ、むすめ、城ヶ島の娘、さぞや痛かろ、虎魚の針に、足を刺されて、揺りあげられて、浮いて上れど青波ばかり、前もうしろも青波ばかり。
北原白秋 畑の祭 青空文庫
静かに青波を打つ麦畑。
佐左木俊郎 汽笛 青空文庫
(十一) 我が四畳半 (二) 大抵の家の畳は青波静かなる海の色なるものなれど、我が室のは薄き焦茶色なり。
石川啄木 閑天地 青空文庫
昔|青波の限りなき光のさ中に顕れ給ひ浪かをる御神体、泡降りかゝる紅の臍をば示現し給ひ、森に鶯、男の心に、愛を歌はせ給ひたる大いなる黒き瞳も誇りかのかの女神アスタルテ、今も此の世におはしなば!
OEVRES D'ARTHUR RIMBAUD ランボオ詩集 青空文庫
をさなごに見せまほし、青波にうかびゐる鯛の族、黄金の魚くづ、歌へるいさな。
LE BATEAU IVRE 醉ひどれ船 青空文庫