見知り
みしり
名詞
標準
recognition
文例 · 用例
富米野と云う男熊本にて見知りたるも来れり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
北の二階建の方では見知りの町の人たちや富沢先生だ富沢先生だとか云って囁き合ってゐる村の人たち、南の診察室や手術室のある棟には十三才の聖女テレジアといった風の見習ひの看護婦たちが行ったり来たりしてゐたし、それにおれはおれの創造力に充分な自信があった。
— 宮沢賢治 『花壇工作』 青空文庫
手前、清水の次郎長、御見知り置かれて幾久しく御別懇に願います」 「ああお前さんか、次郎長と云うのは?
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
番頭と鉄五郎は見知りらしく立ち話し。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
いつか、ブラゴウエシチェンスクにも、顔見知りが多くなっていた。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
倶楽部で顔見知りの男が二人いた。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
傾きし月の光にすかし見ればかねて見知りし大入島の百合という小娘にぞありける。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
顔見知りの一等卒が、蛸をゆでたように、真赤になって、似指を振りだしのまゝとび出してきた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
昔の同級生に再会したが、お互いに顔は見知りでも名前が思い出せなかった。
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あの二人は会えば挨拶をする程度の見知りだが、深い付き合いはないようだ。
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幼い頃からの顔見知りである近所の人たちが、彼の成功を心から喜んでいる。
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