五指
ごし
名詞
標準
the five fingers
文例 · 用例
今は小説を書くために、小説を書いている人間はいくらでもいるが、本当に、ペンをとってブルジョアを叩きつぶす意気を持ってかゝっている者は、五指を屈するにも足りない。
— 黒島傳治 『愛読した本と作家から』 青空文庫
その時姉が、並んで来たのを、衝と前へ出ると、ぴったりと妹をうしろに囲うと、筒袖だが、袖を開いて、小腕で庇って、いたいけな掌をパッと開いて、鏃の如く五指を反らした。
— 泉鏡花 『若菜のうち』 青空文庫
悟空は総身の血が凍るような怖ろしさを覚え、慌てて掌の外へ跳び出そうとしたとたんに、如来が手を翻して彼を取抑え、そのまま五指を化して五行山とし、悟空をその山の下に押込め、叭※吽の六字を金書して山頂に貼りたもうた。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
そして一二年経ったときには、ソルト・レイク・シティの中でも五指にはいるまでになった。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
われは喪心者の如く凝立して、拘攣せる五指の間に牢く拳銃を攫みたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
『国史補』には四指のを天虎五指のを人虎と俗称すと出づ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
世に蝮指というは、指を緊張して伸ばし、先端の第一関節のみ折れ曲がりて、蛇の鎌頸状を成すので、五指ことごとくそうなるを苦手といい、蛇その人を見れば怖れて動かず、自在に捕わるそうだ(『郷土研究』四の五〇二)。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
また一法は、戌亥子丑寅と五支の名を唱えつつ五指を折り固むるのだと。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
五指を揃えて、畳に手をついて丁寧に一礼する。
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不慮の事故で左手の五指が思うように動かなくなってしまった。
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海岸で掬い上げた砂が、五指の隙間からさらさらとこぼれ落ちる。
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標準
leading five
作例 · 標準
彼は国内でも五指に数えられる、心臓外科の名医だ。
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この温泉宿は、サービスの良さで県内五指に入る人気を誇る。
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世界五指のシェアを持つ大企業が、今回の買収に乗り出した。
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