果皮
かひ
名詞
標準
pericarp
文例 · 用例
夏の果実のうちで、桃や梨といつたやうなものの味ひは、そのふつくりした果皮の一重下から始まり、種核の外側で終つてゐるのとあべこべに、西瓜の甘さはその果心に初まり、厚ぽつたい皮の一重下で終つてゐる。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
小さい柿粒ほどの大きさで、頂点が扁平で、果皮平滑、褐紫色である。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
果皮にはタンニン酸と色素を含み、布片に果汁をつけると、その汚染はなかなかとれない。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
中の果肉を食ったあとの果皮、それは厚ぼったい柔らかな皮、この皮を捨てるのは勿体ないとでも思ったのか、ところによればこれを油でいため、それへ味をつけて食膳に供する。
— 牧野富太郎 『アケビ』 青空文庫
そこで右のあけびの実だが、その実の形は短い瓜のようで、熟すると図に見るようにその厚い果皮が一方縦に開裂する。
— 牧野富太郎 『アケビ』 青空文庫
花の後にはその子房が日増しに生長して大きな円い実と成り、秋になって熟すれば、その厚い果皮が開裂して中から黒褐色の大きな種子が出ずる。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
この果実は始めは緑色であるけれども成熟するときは、果皮が非常に堅くなりて革質様の殻質を呈しその色も黒くなります。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
卵が孕めば間もなくそれが種子となり子房の皮は果皮と名を換え、子房はそこで果実となるが、禾本類の果実は特に穎果と呼ばれ、すなわち通俗にいえば穀粒で、米麦の穀粒とあえて異なる所はないが、その形が極めて微小だからあえてこれを利用するには足りない。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
作例 · 標準
この果物は、厚い果皮に覆われているため、保存性に優れている。
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研究者は、果皮の成分が特定の栄養素を豊富に含んでいることを発見した。
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熟した果実の果皮は、独特の色や香りを放つことがある。
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この果物の果皮は、食用にも加工用にも利用できるらしい。
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標準
skin (of a fruit)
作例 · 標準
リンゴの果皮には、食物繊維が豊富に含まれているので、皮ごと食べるのが良い。
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レモンの果皮をすりおろして、焼き菓子に加えると香りが良くなる。
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みかんの果皮は乾燥させて、漢方薬として利用されることもある。
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「この桃、果皮がとっても綺麗で、つやつやしてるね!」
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