種皮
しゅひ
名詞
標準
seed coat
文例 · 用例
その笑い方が変だったから、根掘り葉掘り尋ねたら、彼は一種皮肉な、イヤな笑い方をしながら、こう答えた。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
そういう運動に携っている婦人たちに対して、一般の婦人が一種皮肉な絶望の視線を向けるほど微々たるものであった。
— 宮本百合子 『合図の旗』 青空文庫
新聞小説は、云はゞ、現代の「活字」の暴威のなかに育ち、しかも、印刷術発明以前の「物語」とひそかに相通ずる一種皮肉な反抗児ではあるまいか?
— 岸田國士 『新聞小説とは』 青空文庫
この種子は果実の中にただ一個あってその種皮は甚だ薄い。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
花後に円実を結び淡緑色の果皮が開裂すると大きな白い種子がこぼれ出て沙上にころがり、その種皮はコルク質で海水に浮んで彼岸に達するに適している。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
花の後には子房が成熟して果実となり、果中に一種子があり、種皮の中には二|子葉を有する胚がある。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
しかしおもしろいことには、一つの種皮の中に子葉(貝割葉)、幼芽、幼根から成る胚が二個もしくは数個あることで、そこでこれを地に播いておくと一つの種子から二本あるいは数本の仔苗が生え出てくることで、これはあまり他に類のないことである。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
そんな一種皮肉な気持もあつて、例の微苦笑を湛へながら、兎も角も其の当時在つた江木の楼上へ行つて見た。
— 久米正雄 『私の社交ダンス』 青空文庫
作例 · 標準
硬い種皮に守られているおかげで、種子は厳しい冬を越すことができる。
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発芽を促すために、ナイフで種皮にわずかな傷をつける方法がある。
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豆を水に浸しておくと、種皮が水分を吸収して柔らかくなる。
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