痂皮
かひ
名詞形容詞-語幹
標準
crust
文例 · 用例
ところが、剥がれた割れ口を見ると、それに痂皮が出来ていない。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
しかし全体が乾いて(接種した部分がかさぶたになり続いて痂皮になり)、私および患者に何の障害も与えなかった。
— AN INQUIRY INTO THE CAUSES AND EFFECTS OF THE VARIOLAE VACCINAE, A DISEASE DISCOVERED IN SOME OF THE WESTERN COUNTIES OF ENGLAND, PARTICULARLY GLOUCESTERSHIRE, AND KNOWN BY THE NAME OF THE COW POX. 『イングランドの西部の諸州とくにグルスターシャーで見つかった病気で、牛痘の名で知られているウシ天然痘の原因および効果についての研究』 青空文庫
痂皮が形成され病人は恐ろしい形相を呈して伴侶に見放されハンセン病患者も避けるぼどであった。
— ――専門家でない読者に必要な12章を含む発疹チフス一生の伝記 『ネズミ、シラミ、歴史』 青空文庫
〔たゞかたくなのみをわぶる〕宮沢賢治 ……たゞかたくなのみをわぶる なにをかひとにうらむべき……ましろきそらにはゞたきてましろきそらにたゆたひて百舌はいこひをおもふらし
— 宮沢賢治 『〔たゞかたくなのみをわぶる〕』 青空文庫
さういへば、ニコニコの底に、なんだかひどく悲しさうな色があつたのだが、また、何か云ひたげで遂に云はずじまひであつたが、人の悪口を云つてはならぬものとばかりに、相変らずの気持であつたのだらうと、幾分不憫でもあつた。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
何かひとつ、実になる話でもしようかね。
— 太宰治 『答案落第』 青空文庫
春雨や同車の君がさざめ言筋かひにふとん敷たり宵の春誰が為の低き枕ぞ春の暮春の夜に尊き御所を守る身かな 注意すべきは、これらの句(最後の一句は少し別の情趣であるが)を見ても解る如く、蕪村のエロチック・センチメントが、すべてみな主観の内景する表象であって、現実の恋愛実感でないことである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
折釘に烏帽子かけたり宵の春春の夜に尊き御所を守る身かな春雨や同車の君がさざめ言ほととぎす平安朝を筋かひにさしぬきを足で脱ぐ夜や朧月 引例を見ても解るように、特に春の句においてそれが多いのは、平安朝の優美でエロチックな文化や風俗やが、春宵の悩ましい主観において、特にイメージを強く与えるためなのだろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
かさぶたを無理に剥がしたら、また血が出てきて「痂皮ができるまで触っちゃダメよ」と母に叱られた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
皮膚科の先生が患部を診て、「順調に痂皮が形成されているので、もうすぐ治りますよ」と言った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
膝を擦りむいた息子が、硬くなった痂皮を物珍しそうに指でつんつん突いている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
転んでから一週間、膝の痂皮が剥がれそうになってむず痒い。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview