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御地

おんち
名詞
1
標準
your place
文例 · 用例
言はゞ我が良人をはづかしむるやうなれど、そも/\御暇を賜はりて家に歸りし時、聟と定まりしは職工にて工場がよひする人と聞きし時、勿躰なき比較なれど我れは殿の御地位を思ひ合せて、天女が羽衣を失ひたる心地もしたりき。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
言はゞ我が良人をはづかしむるやうなれど、そもそも御暇を賜はりて家に帰りし時、聟と定まりしは職工にて工場がよひする人と聞きし時、勿躰なき比らべなれど、我れは殿の御地位を思ひ合せて、天女が羽衣を失ひたる心地もしたりき。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
何は行届きませんでも、こればかりは、御地に対する礼儀と真情でございます。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
……」「えゝ、しかし何は御不足でも医学博士、三角康正さんが、この一|行にお加はり下すつて、篤志とまでも恩に着せず、少い徳本の膝栗毛漫遊の趣で、村々で御診察をなすつたのは、御地に取つて、何よりの事と存じます。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
この身にはもはや要なき品なれば君がもとに届けぬ、君いかようにもなしたまえと書き添えて貴嬢の写真一枚はさみあり、こは貴嬢がこの正月五日御地より送りたまいし物の由。
国木田独歩 おとずれ 青空文庫
其後程經て八月三日に御地に行くから案内を頼むといふ葉書が來た。
木下杢太郎 少年の死 青空文庫
御地は早や南の枝に大和心綻ろび初め候ふの由、満城|桜雲の日も近かるべくと羨やみ上げ候。
石川啄木 渋民村より 青空文庫
順禮が札を打つ事、後奈良帝の弘治頃成りし桂川地藏記に、御地藏へ所詣物萬般也、先有御所的之役人云々、或有三十三所順禮行者打簡とみゆ。
並にサンヤレの事 女順禮 青空文庫