喜色
きしょく
名詞
標準
cheerful expression
文例 · 用例
雪枝が、T「兄さんは毎晩 芝居が済んでから 柳島の妙見様へ お詣りになるとの事」 「成程」と老人の面に喜色浮ぶ。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
少年は今はもう羨みの色よりも、ただ少年らしい無邪気の喜色に溢れて、頬を染め目を輝かして、如何にも男の児らしい美しさを現わしていた。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
(銀紙に包んだものを探り出す)我らに(銀紙を開きながら喜色を帯ぶ)日用……糧を……我らに日用の糧を……(急におどり上がって手に持った紙包みをふりまわす)……ブラボーブラボーブラビッシモ……おお太陽は昇った。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
拂曉に目醒めて、海岸へ飛出して見ると、櫻木海軍大佐、日出雄少年武村兵曹等は既に浪打際を逍遙しながら、いづれも喜色滿面だ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
』松島大佐と濱島武文とは言ひ合はした樣に喜色を浮べて鼻髯を捻つた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
いづれも手に/\双眼鏡を携へ、白巾を振り、喜色を湛えて、諸君の好意を謝する事であらう。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
」 美人は喜色満面に溢るるばかりなり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
」と微笑んで言ったら、繁夫さんはみるみる満面に喜色を湛えて、「そうでしょうか。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
作例 · 標準
「合格発表の掲示板を見て、彼は喜色を隠せない様子で勢いよくガッツポーズをした。」
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念願の新車がようやく納車され、ハンドルを握る父の顔には隠しきれない喜色が満ちていた。
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プレゼンが成功し、クライアントから契約の意向が伝えられると、チーム全員の顔に喜色が浮かんだ。
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