瑕瑾
かきん
名詞
標準
scratch
文例 · 用例
かほどまでに外のものからの影響を瑕瑾として戒めているわたくしのこころには、もはや、わたくしというものは無くなって、そこに環境の客観の世界のみがきび/\と肉附きも逞しく盛上って眼に映って来るのでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
家康嫌って、打ち込み(他と入り交っての意ならん)の軍せんこと、弓矢の瑕瑾であるから、小勢ではあるが独立して一手の軍をしたいと主張した。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
御遊山を遊ばした時のお伴のなかに、内々|清心庵にいらっしゃることを突留めて、知ったものがあって、先にもう旦那様に申しあげて、あら立ててはお家の瑕瑾というので、そっとこれまでにお使が何遍も立ったというじゃアありませんか。
— 泉鏡花 『清心庵』 青空文庫
父弥一右衛門は一生|瑕瑾のない御奉公をいたしたればこそ、故殿様のお許しを得ずに切腹しても、殉死者の列に加えられ、遺族たるそれがしさえ他人にさきだって御位牌に御焼香いたすことが出来たのである。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
併し十太夫の勤振にはこれと云ふ廉立つた瑕瑾が無い。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
併し獨り十太夫に廉立った瑕瑾がないばかりでなく、政事向にも廉立った過失がない。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
それ故寒村僻里を流浪さえすれば悪事のやり次第という風で、その所の者は毎度迷惑絶えず、実に昭代の瑕瑾じゃ。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
神の懐に飛び入ったと空想した瞬間から、私が格段に瑕瑾の少い生活に入ったことはそれは確かだ。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
標準
flaw
作例 · 標準
彼は人格者として知られているが、金銭にルーズだという瑕瑾があった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
どんなに素晴らしい芸術作品にも、探せば何かしらの瑕瑾は見つかるものだ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
この論文は全体的によく書けているが、結論部分の論理展開に若干の瑕瑾が見られる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
標準
shame
作例 · 標準
彼は一族の名誉に瑕瑾を残すことを何よりも恐れていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
その一度の過ちが、彼の輝かしいキャリアにおける唯一の瑕瑾となった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
自身の経歴に瑕瑾をつけたくない一心で、彼はその事実を隠蔽しようとした。
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