公辺
こうへん
名詞
標準
public ceremonies
文例 · 用例
其時良兼が応じ戦は無いで筑波山へ籠つたのは、丁度将門が前に良兼に襲はれた時応戦し無かつたやうなもので、公辺に対して自分を理に敵を非に置かうとしたのであつた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
公辺からの租税夫役等の賦課其他に対する接衝等をもそれに委ねたのであった。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
求めて得られぬものは、奪うという法がある、偸むという法もある、手だれの者を頼んでそれがしを斬殺して了うという法もある、公辺の手を仮りて、怪しき奴と引括らせる法もある。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
随筆というか、覚え帳というか、そのなかには種々雑多の事件が書き込まれていて、和歌や俳諧の風流な記事があるかと思うと、公辺の用務の記録もある。
— 岡本綺堂 『西瓜』 青空文庫
先手与力泉斧太郎が此人の公辺に通つた称である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
先祖書の文が行状の文と殆全く相符してゐて、唯先祖書に「母は家女」と書してあるのは、公辺に向つての矯飾であつただらう。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
縁辺なら尚更厳しゅう取計らわねばならぬ役目柄じゃが」「赤面の至り……では何か公辺の仔細でも……」「……それじゃ……それそれ。
— 夢野久作 『名君忠之』 青空文庫
その子息の一人を跡目にして、養子願さえすれば、公辺の首尾は、どうにでもなろう。
— 芥川龍之介 『忠義』 青空文庫
作例 · 標準
公辺での振る舞いには、特に注意が必要だ。
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彼は公辺に出ることをあまり好まない。
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その行事は、公辺に発表される予定だ。
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