官辺
かんぺん
名詞
標準
government or official circles
文例 · 用例
その理由は第一こういう教育は官辺の影響のために本質的に出来にくいし、また頭の成熟しないものが政治上の事にたずさわるのは一体早過ぎるというのである。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
官辺では、この事件を論ずることを明らかに避けているけれど、そして新聞もそれに調子を合せてほとんど沈黙を守っているけれど、とにかく我々は、この大犯罪者の告白によって、一つの驚嘆すべき事件の謎が解かれたものと見なければならない。
— コナン・ドイル 『臨時急行列車の紛失』 青空文庫
太后の復讐心に燃えておいでになることも面倒であったし、宮中への出入りにも不快な感を与える官辺のことも堪えられぬほど苦しくて、自分が現在の位置にいることは、かえって東宮を危うくするものでないかなどとも煩悶をあそばすのであった。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
家職以外の者も始終集まって来ていたものであるが、訪ねて来ることは官辺の目が恐ろしくてだれもできないのである。
— 須磨 『源氏物語』 青空文庫
これに準じて官辺はもとよりすべての事が民衆化しつつある事は云う迄もないが、これにカブレて軍人までが官服を嫌うようになったそうである。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
それは民衆の日常生活が与り知ったことではなくて、どこかの官辺と官辺寄生者との事務上のモットーのようなものでしかなかった、というのが正直な感銘であったろう。
— 戸坂潤 『思想動員論』 青空文庫
横井を殺してから九日目の正月十四日に、四郎左衛門が当時官吏になつてゐた信州の知人近藤十兵衛の所に往つて、官辺での取沙汰を尋ねてゐると、そこへ警吏が踏み込んで、主人と客とを拘引した。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
官辺への遠慮があるので、墓は立てずにしまつた。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
作例 · 標準
官辺にコネがあるという知人の話は、いつも胡散臭く聞こえる。
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役所関係、つまり官辺の人間は、堅苦しいイメージがある。
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官辺の決定は、しばしば民間の感覚とはかけ離れていることがある。
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