表向き
おもてむき
名詞頻度ランク #17032 · 青空 619 例
標準
outward appearance
文例 · 用例
「つまり手先の下をはたらく人間で、表向きは魚やとか桶職とか、何かしら商売をもっていて、その商売のあいまに何か種をあげて来るんです。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
表向きにすれば、お叱りの上で町役人にでも預けられるのですが、それも可哀そうでもあり、面倒でもありますから、その場でわたくしが叱っただけで、まあ堪忍してやりましたよ。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
結局、をぢさんの菩提寺の僧を頼んで、表向きは得體の知れないお文の魂のために追善供養を營むと云ふことにした。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
源次は表向き面出しをするわけにも行かねえんだから、多吉一人じゃあちっと手不足かも知れねえよ。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
表向きは立派な為替問屋と質屋になっておりまするが、裏向きは筑前切っての大きな博奕宿で御座います。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
』『いやじゃないが、今すぐと言うたところで叔母が承知するかせんかわからんじゃないか』『叔母さんがなんといおうとあなたがその気ならなんでもない、あなたさえウンと言えば私が明日にでも表向きの夫婦にして見せます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
場合によれば、表向き、治兵衛をここへ呼んで逢わせるも可かろう。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
そのうまれ代わりになりましょう、と云って、表向きつてを求めて、お稲さんの実家に行って、そして私を――その後妻を――兄さんの妹分にして下さい、と言ったんです。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
作例 · 標準
例句