養母
ようぼ
名詞
標準
foster mother
文例 · 用例
小さい時分から情事を商品のように取扱いつけているこの社会に育って、いくら養母が遮断したつもりでも、商品的の情事が心情に染みないわけはなかった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
普段「男は案外臆病なものだ」と養母の言った言葉がふと思い出された。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
自分の感情はそっちのけに、養母が動揺するのを気味よしとする皮肉なところがあった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
いきり立ちでもするかと思った期待を外された養母の態度にみち子はつまらないという顔をして、ラケットを持って近所のコートへ出かけて行った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
邪慳な養母にさいなまれつづけて、若い美しい師匠は十八の初秋にこの世と別れを告げた。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
悲惨な死を遂げた歌女代の魂が黒い蛇に乗り憑って邪慳な養母を絞め殺したのかと思われて、半七もぞっとした。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
養母の梅は今五十歳ですが、見た処、四十位にしか見えず、小柄の女で美人の相を供え、なか/\立派な婦人です。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
それは夜の九時頃になると、養母は其居間に籠って了い、不動明王を一心不乱に拝むことで、口に何ごとか念じつゝ床の間にかけた火炎の像の前に礼拝して十時となり十一時となり、時には夜半過に及ぶのです、居間の中、沈欝いで居た晩は殊にこれが激しいようでした。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
養母(ようぼ) 養子縁組による母親のこと。「養親」を参照。 鹿児島県日置郡東市来町にあった大字。現在の日置市「東市来町養母」。
出典: 養母 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0