幻辞.com

養父

ようふ
名詞頻度ランク #42490 · 青空 811
1
標準
foster father
文例 · 用例
祖父が――父の養父――がお人好し過ぎて他人のために財産といふものを全部使ひ尽して、自分の住家といふものは古い家を買つて建てたやうな有様であつたことを能く父は祖父の生前言つてゐた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
其処で養父と僕とは此等の秘密を飽くまで人に洩さぬ約束をし、又た僕が此先何かの用事で山口にゆくとも、たゞ他所ながら父母の墓に詣で、決して公けにはせぬということを僕は養父に約しました。
国木田独歩 運命論者 青空文庫
養父も秘密を明けて却って安心した様子、僕も養父母の高恩を思うにつけて、心を傾けて敬愛するようになり、勉学をも励むようになりました。
国木田独歩 運命論者 青空文庫
三年の月日は忽ち逝き、僕は首尾よく学校を卒業しましたが、猶お養父の言葉に従い、一年間更に勉強して、さて弁護士の試験を受けました処、意外の上首尾、養父も大よろこびで早速其友なる井上博士の法律事務所に周旋して呉れました。
国木田独歩 運命論者 青空文庫
兎も角も一人前の弁護士となって日々|京橋区なる事務所に通うて居ましたが、若し彼のまゝで今日になったら、養父も其目的通りに僕を始末し、僕も平穏な月日を送って益々前途の幸福を楽んで居たでしょう。
国木田独歩 運命論者 青空文庫
二年(己巳) 一八六九○三月、河原崎権十郎、養父のあとを襲いで七代目河原崎権之助と改め、市村座において「勧進帳」の弁慶を勤む。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
○五月、中村福助は養父の名を継ぎて五代目中村芝翫と改名し、歌舞伎座の中幕に「楼門」の石川五右衛門を勤む。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
それからふた月ばかりは無事に過ぎて、養父と養女とはいよいよ睦まじいように見えたが、ある朝おせんが家の前を掃いていると、その頬や頸筋になまなましい掻き疵のあるのを近所の人たちが発見した。
岡本綺堂 深川の老漁夫 青空文庫
作例 · 標準
彼は幼い頃に両親を亡くし、養父に育てられた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
養父は、実の父親のように彼を厳しくも優しく指導した。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
成人した彼は、養父に深く感謝の意を伝えた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash