潜函
せんかん
名詞
標準
caisson
文例 · 用例
私の思念の底の一すじのせんかんたる渓流もまた、この言葉であったのだから。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
せんかんと泉声が聞えて、床をふむ足の裏が冷々とする。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
せんかんとそこらあたりを水が駈けているらしい。
— 水の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
水落寺の境内を通って、上小川へ落ちてゆく有栖川のきれいな水は、中途から光悦の宅地をせんかんと通過してゆくのである。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
」 だが、霧かと眺めているうちに、霧はせんかんと水音を立て、やがて、小川のせせらぎの上に鮮やかな月の影を浮かべてくる。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
鷹ヶ峰から落ちてくる水音がせんかんと耳を洗う。
— 柳生石舟斎 『剣の四君子』 青空文庫
「…………」 燭は白々と主客の沈黙を照らし、庭のしじまをゆく泉の音がせんかんとその灯を湿らせてくる。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
その信長の声のする所、外にはせんかんと庭園の泉流がせせらぎ、向う側の幾坊の棟からは、折々、明るい女性たちの嬌笑が風に送られて来た。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
橋脚の基礎工事を行うため、川底に巨大な潜函を沈めて作業空間を確保した。
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「潜函の中は気圧が高いから、外に出る時は時間をかけて減圧しないといけないんだ」
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潜函工法は、大規模な水中建築物を造る上で欠かせない高度な技術だ。
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ウィキペディア曖昧さ回避
潜函(せんかん)とは、水上・水中で用いるコンクリートまたは金属でできた巨大な箱状の構造物で、内部の水の量を調整することで任意に浮沈させることができるもの。以下の別名。 ケーソン 乾ドック#浮ドック(フローティングドック)
出典: 潜函 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0