小差
しょうさ
名詞
標準
slight difference
文例 · 用例
大小差したままで沈んでいたというのも不審です。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
しかし、町人ならいざ知らず、かりにも大小差す者が、たとい恋に破れての乱心ざたにしても、水にはまって命を断つなぞと笑止きわまる死に方をするはずがない。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
よしんば、腹切るすべも、自刃するすべも知らないための入水にしたところで、大小差したまま投身するというのは、いかにも筋が通らないのです。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
菅政友氏の漢籍倭人考、吉田東伍氏の日韓古史斷、那珂通世氏の日本上古年代考、久米邦武氏の日本上古史等、皆一樣に筑紫女酋の説を取り、但だ熊襲の女酋とする者と、筑後、肥後あたりの女酋とする者との小差を存するに過ぎず。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
がんりきの百が、斯様に、柳の木の蔭で身体を平べったくしているとは知らず、その前へ順々に歩んで来たのは、陣笠をかぶり、打割羽織を着、御用提灯をさげた都合五人の者でありまして、これはこのたび出来た、非常大差配の下に任命された小差配の連中に違いありません。
— 勿来の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
この小差配都合五人は、非常見廻りのために、市中を巡邏して、このところに通りかかったのだが、この安全地帯の、柳の木の前の高札場の下の、つまりがんりきの百蔵が只今、生得の隠形の印を結んでいるところの、つい鼻の先まで来て、そこで言い合わせたように一服ということになりました。
— 勿来の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
それらの目附とを兼ねて、土地の者で相当の功労を経たのを引上げて小差配に任命して、大差配の下につけたのだから、譜代恩顧の手附手代といったようなものとは地金が違い、しかつめらしいいでたちをしながら、時と場合を見すましては馬鹿口がころがり出す。
— 勿来の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
食べ終わって僕が下した判定は、小差で姉の勝ちだった。
— 片岡義男 『ラハイナまで来た理由』 青空文庫
作例 · 標準
選挙の結果、現職が新人候補をわずかな小差で退けて再選を果たした。
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AチームはBチームに、一点という小差で惜しくも敗れてしまった。
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両者の実力は拮抗しており、勝敗は常に小差で決まる。
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