微差
びさ
名詞
標準
minute difference
文例 · 用例
ああ、いま新らしき遊戲は行はれ遠望の海さんさんたるにわれ諸君とゆびさし眺望してながく塔下に演説す。
— 萩原朔太郎 『交歡記誌』 青空文庫
さらば我、皿持ちゆかん、鰯の頭を賜びさせ給へ!
— 中原中也 『私の事』 青空文庫
敵軍が近寄るのでフィンが呼びさますと、「もう少し夢のつづきを見せてくれればよかったのに」と言ってその夢の話をして聞かせる。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
残夢再びさむれば、もう神戸が見えますると隣りの女に告ぐるボーイの声。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
秋の夜空これはまあ、おにぎはしい、みんなてんでなことをいふそれでもつれぬみやびさよいづれ揃つて夫人たち。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
裾野の草が、人の軒下にはみ出るさびしい町外れとなって、板びさしの突き出た、まん幕の張りめぐらされた木造|小舎に、扶桑本社と標札がある。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
その場合には本来の意味内容のほかに強いて他の新しい色彩を帯びさせられたものである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
展覧会場では、この二つの頂点の処の肝心な数コマが白紙で蔽われて「カット」されていたことからしてみると、相当に深刻な描写があって人間の隠れた本能を呼びさますものがあるものと見える。
— 寺田寅彦 『山中常盤双紙』 青空文庫
作例 · 標準
1分1秒を争うトップアスリートの世界では、ほんのわずかな「微差」が金メダルと銀メダルを分ける。
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「この二つの香水は微差しかないけれど、私はこちらのほうが少しだけ華やかに感じるわ」
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写真判定の結果、1着と2着の差は鼻差という言葉通りの微差であり、観客席からはどよめきが起こった。
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