幻辞.com

母衣

ほろ
名詞頻度ランク #22370 · 青空 137
1
標準
helmet cape
文例 · 用例
後白浪に海の方、紅の母衣翩翻として、青麦の根に霞み行く。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
とそれは獅子頭の緋の母衣であった。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
大きい方は仰向けに母衣を敷いて、膝を小さな山形に寝た。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
顔が玉のような乳房にくッついて、緋母衣がびっしょり、その雪の腕にからんで、一人は美にして艶であった。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
御出入の商人、職人、盆栽のお見出しに預りたる植木屋までが、驚破鎌倉と馳参じ、玄関狭しと詰懸け詰懸け、夜一夜眠らで明くる頃、門内へ引込みたる母衣懸の人力車、彼はと見れば、こりゃどうじゃ。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
……(爺様、あれあれ、)」 その時、宰八川面へ乗出して、母衣を倒に水に映した。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
」 と夜具風呂敷の黄母衣越に、茜色のその顱巻を捻向けて、「厭な事は、……手毬を拾うと、その下に、猫が一匹居たではねえかね。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
こは大なる母衣の上に書いたるにて、片端には彫刻したる獅子の頭を縫ひつけ、片端には糸を束ねてふつさりと揃へたるを結び着け候。
泉鏡花 凱旋祭 青空文庫
作例 · 標準
合戦の場面を描いた絵には、武士がなびかせる母衣が描かれている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
侍の衣装で、母衣は実用性と装飾性を兼ね備えていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
戦国時代の武将は、背中に大きな母衣をつけていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア

母衣(ほろ)は、日本の武士の道具の1つ。矢や石などから防御するための甲冑の補助武具で、兜や鎧の背に巾広の絹布をつけて風で膨らませるもので、後には旗指物の一種ともなった。ホロは「幌」「保侶(保呂)」「母蘆」「袰」とも書く。

出典: 母衣 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0