私室
ししつ
名詞
標準
private room
文例 · 用例
X――という女の人の私室である。
— 梶井基次郎 『愛撫』 青空文庫
階下を見て驚き、二階へ上ってみて、新子の私室らしい小部屋を見て、驚いた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
その私室へ闖入することは出来ないにしても、少なくとも彼が甲板にある限りは、私もかならず甲板にとどまっていることにしようと思った。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
こんな時間に同業者が来るとは何事だろうと多少の興味を抱きつつ、私はホームズを追って、ふたりの私室へ向かった。
— THE RESIDENT PATIENT 『患者兼同居人』 青空文庫
この問に対しては、彼女が、奥まった自分自身の私室から母親としての驚愕のために非常に急いで出て来たので、彼女の小さな足に上靴をはくのを怠り、彼女のベニス風の肩に当然かけておくべきあの掛布を投げかけてくるのをすっかり忘れた、ということを除いては――答はない。
— THE ASSIGNATION 『しめしあわせ』 青空文庫
この、わたしの王者のような小さな私室のように見事なものを、ヨーロッパは何一つもこさえることができないのだ。
— THE ASSIGNATION 『しめしあわせ』 青空文庫
我輩ハソノ期間ニ、我輩自身ヲ我輩ノ私室ニ密閉シ、君ノ文章ヲ研究シ、シカシテ、我輩ノ答ヲ、我輩ノ能力ノ最大ヲ致シテ書キシタタメルデアロウ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
「こりゃいったい船医の私室なんですが、あなたのためにお明け申すっていってくれたもんですから、ボーイに掃除するようにいいつけておきましたんです。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
仕事が終わると、彼は一目散に私室へ戻って大好きなプラモデル作りに没頭する。
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「ここは私の私室だから、ノックもせずに入ってくるのはやめてちょうだい」
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彼女の私室は、お気に入りのアンティーク家具と本に囲まれた落ち着く空間だ。
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