飛電
ひでん
名詞
標準
flash of lightning
文例 · 用例
近者北米オークランド湖畔の一友遙かに書を寄せて曰く、飛電|頻々として戦勝を伝ふるや、日本人の肩幅|日益日益広きを覚え候ふと。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
イェーナ、ワグラム(七)雲暗しフリードランド(八)風あらしいかづち落つる砲彈の渦卷く烟かきわけて君がかざせる鷲の旗飛電のつるぎ閃めけば列王つちに膝つきて見よもろ/\の國たみは震ひどよめり海のごと。
— 土井晩翠 『天地有情』 青空文庫
毎日新聞には速報板がでて加藤八段が解説してゐる由だが、四時間十三分の長考ぢや解説が持ちきれない、一時間半ひきのばし喋つたが後がつづかない、ネタを送れといふ飛電が係の記者にくる由だけども、これは無理だ。
— 坂口安吾 『散る日本』 青空文庫
それを知らずに図書館界は、「省議通過」の飛電一閃、全国網を動員して、雀躍バーネット氏その他関係方面に猛運動したのであるが、思えばいつでも歴史は常に狡智に満ちた悪戯をするものではある。
— 中井正一 『図書館法楽屋話』 青空文庫
三 この正月のはじめ、上州館林正田醤油の多田常務から、鹿の肉が手に入ったから、すぐこいという飛電に接した。
— 佐藤垢石 『食指談』 青空文庫
*凶星光り爛として雲より出でゝ忽ちにまた暗澹の雲に入る、其樣かくやヘクトール、先陣中に現はれてやがてたゞちに其姿後陣にかへり令下す、身は青銅を鎧ほひて、 65アイギス持てる天王の飛電の如く耀けり。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
そこで、ただ今からここに集まった者五名で勝抜き試合をしたうえ、最後に勝った者へ古中条流の秘伝、忍び太刀、浮き太刀、飛電、小波、火竜――の組太刀、並びに極意を授け、また娘椙江とめあわせて八重樫の家名を相続させたいと思う。
— 山本周五郎 『半化け又平』 青空文庫
早速この趣を届け出でまして」「いや待たれい」 主水は静かに制して、「昼、道場においてわざと負けた手の内といい、またただ今の太刀筋、殊に沼田、伊丹を仕止めたは、正しく古中条流の秘伝、火竜、小波、飛電の組太刀と見た。
— 山本周五郎 『半化け又平』 青空文庫
作例 · 標準
夜空に飛電が走り、一瞬あたりを照らした。
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遠くの山に飛電が落ちるのが見え、すぐに雷鳴が轟いた。
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古い書物には、神々が飛電を操って世界を創造したと記されている。
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標準
urgent telegram
作例 · 標準
突然、飛電が届き、家族全員に緊張が走った。
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戦争中、飛電は重要な情報伝達手段だった。
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彼からの飛電には、「急ギ帰レ」とだけ書かれていた。
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