比丘
びく
名詞頻度ランク #39806 · 青空 186 例
標準
bhikkhu (fully ordained Buddhist monk)
文例 · 用例
眼の大きい、鼻の高い、よき坊さんです』『その同じ時、あなた比丘尼となりましょう。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
しかしもし、現実に八雲が世捨人になったとしたら、おそらくその貞淑な夫人もまた、『その同じ時』比丘尼になったかも知れないのである。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
先ず『諸国咄』の序文に「世間の広き事国々を見めぐりてはなしの種をもとめぬ」とあって、湯泉に棲む魚や、大蕪菁、大竹、二百歳の比丘尼等、色々の珍しいものが挙げてある。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
西鶴の人間に関する観察帰納演繹の手法を例示するものとしてはまた『織留』中の「諸国の人を見しるは伊勢」に、取付虫の寿林、ふる狸の清春という二人の歌比丘尼が、通りがかりの旅客を一見しただけですぐにその郷国や職業を見抜く、シャーロック・ホールムス的の「穿ち」をも挙げておきたい。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
京橋下の一流は御濠の鍛冶橋南より比丘尼橋紺屋橋を経て来り、京橋の東炭谷橋白魚橋の下に出で、こゝにて南は真福寺橋下より来る一水と会し、北は兜橋より弾正橋下を経来れる一水と会し、桜橋東にてまた南より来る小渠と会し、遂に中の橋稲荷橋下を過ぎてこゝに来れるなり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
もとより真の已達の境界には死生の間にすら関所がなくなっている、まして覚めているということも睡っているということもない、坐っているということと起きているということとは一枚になっているので、比丘たる者は決して無記の睡に落ちるべきではないこと、仏説離睡経に説いてある通りだということも知っていなかった。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
僧一 ――(釈尊に一礼して)破戒の比丘は絡め取って、教団から追放するのが掟で御座います。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
もとより真の已達の境界には死生の間にすら関所が無くなつてゐる、まして覚めて居るといふことも睡つてゐるといふことも無い、坐つて居るといふことと起きて居るといふこととは一枚になつてゐるので、比丘たる者は決して無記の睡に落ちるべきでは無いこと、仏説離睡経に説いてある通りだといふことも知つて居なかつた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫