小鼻
こばな
名詞
標準
nostrils
文例 · 用例
もう少し進んだのになると、鼻や小鼻の曲線のあるデリケートな抑揚をつかまえて、これを少しアクセンチュエートする事によって効果を挙げ、あるいは手足の機微な位置によって複雑な感情を暗示するものもある。
— 寺田寅彦 『漫画と科学』 青空文庫
連てってやろうか」 呉清輝は、小鼻でくッくッと笑って、自分の所有物を纏めた。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
于は、人を小馬鹿にしたような、フーンと小鼻を突き出したりする支那人ではあった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
箱のような仕切戸から、眉の迫った、頬の膨れた、への字の口して、小鼻の筋から頤へかけて、べたりと薄髯の生えた、四角な顔を出したのは古本屋の亭主で。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
六 見る見る百人長は色激して、砕けよとばかり仕込杖を握り詰めしが、思うこと乱麻胸を衝きて、反駁の緒を発見し得ず、小鼻と、髯のみ動かして、しらけ返りて見えたりける。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
が、小鼻の両傍から頤へかけて、口のまはりを、ぐしやりと輪取つて、瘡だか、火傷だか、赤爛れにべつたりと爛れて居た。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
どうかすると片方の小鼻が途方もなくたれ下がっているのを手近で見る時には少しも気づかなかったりする。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
骨節の延び延びとした、やや痩せぎすのしなやかさは十六七の娘という方が適当かもしれないが、争われないのは胸のあたりの暖かい肉づき、小鼻と生えぎわの滑かな脂肪だった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
彼は怒りを抑えきれないのか、小鼻をヒクヒクさせて相手を睨みつけていた。
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美容整形外科で、横に広がった小鼻を小さくする施術について相談した。
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寒さのせいか、彼女の小さな小鼻の周りがほんのり赤くなっている。
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