鼻筋
はなすじ
名詞
標準
bridge of the nose
文例 · 用例
(女の顔を見入りながらからかふやうな眼付になる)コーカサス型で以て、鼻筋だけは独逸女のやうに何処かかうキリツとしたところのある顔、と言へば好いのかな。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
瞳の焦点がさだかでなく、硝子製の眼玉のようで、鼻は象牙細工のように冷く、鼻筋が剣のようにするどかった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
タフトらしい、せいの高い、鼻筋の通った、アメリカ人が支那語を使って何か指図をしていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
流の処に、浅葱の手絡が、時ならず、雲から射す、濃い月影のようにちらちらして、黒髪のおくれ毛がはらはらとかかる、鼻筋のすっと通った横顔が仄見えて、白い拭布がひらりと動いた。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
」と鼻筋をしかめて、園を真正面に見て耳に当てた。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
――此方に斜くらゐな横顔で、鼻筋がスツとして、微笑むだやうな白歯が見えた。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
渡瀬は知らず知らず書物から眼を離して、自分のすぐ前にあるおぬいさんの髪、額、鼻筋、細長い眉、睫毛、物いうごとにかすかに動くやや上気した頬の上部、それらを見るともなく見やりはじめた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
黒き毛、白髪の塵ばかりをも交えぬを、切髪にプツリと下げた、色の白い、艶のある、細面の頤尖って、鼻筋の衝と通った、どこかに気高い処のある、年紀は誰が目も同一……である。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の鼻筋は、すっきりと通っていてとても美しい。
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眼鏡のフレームが、彼の高い鼻筋にぴったりと合っていた。
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メイクで鼻筋を強調すると、顔全体が引き締まって見える。
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ウィキペディア
鼻筋(びきん)は人間の頭部の浅頭筋のうち、鼻部周囲において鼻を狭めたり、拡げたりする筋肉である。鼻筋は横部(鼻孔圧迫筋)と翼部(鼻孔開大筋)に分かれ、時に鼻中隔下制筋を含むことがある。筋肉の一方が皮膚で終わっている皮筋である。
出典: 鼻筋 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0