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くさり
名詞頻度ランク #12646 · 青空 1955
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標準
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文例 · 用例
元来日本文化は、上古の奈良朝時代までは、海外雄飛の建国時代であったため、人心が自由で明るく、浪漫的の青春性に富んでいたのであるが、その後次第に国的となり、人民の自由が束縛されたため、文学の情操も隠遁的、老境的となり、上古万葉の歌に見るような青春性をなくしてしまった。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
彼等みな忍從して人の投げあたへる肉を食らひ本能の蒼き瞳孔に鐵のつながれたる惱みをたへたり。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
しかし泳ぎの達人であった王は、盾の下で帷子を脱ぎ捨てここを逃げのびてヴェンドランドの小船に助けられたといううわさも伝えられた。
寺田寅彦 春寒 青空文庫
王は黄金を飾った兜をきて、白地に金の十字をあらわした盾と投げ槍とを持ち、腰にはネーテと名づける剣を帯び、身には堅固な帷子を着けていた。
寺田寅彦 春寒 青空文庫
そしてさらにその中に踏み込んで染色体の内部に親と子の生命の連をつかもうとして骨を折っている。
寺田寅彦 春六題 青空文庫
博覧会の跡は大半取り崩されているが、もとの一号館から四号館の辺は、閉したままで残っている。
寺田寅彦 障子の落書 青空文庫
葡萄状球菌、連状球菌に因る諸疾患にも卓效を奏するといふことだつたので、私は、それを、はじめて二錠服用したときから、既に恢復の一歩を踏み出したやうな爽快を覺えました。
太宰治 知らない人 青空文庫
華麗と歓楽とを夢みるように、この雪白く、氷堅き北方の閉から解かれて、南方の奢侈を、立ち姿や、寝像にまで現して、昼となく、夜となく、おそらく、千年も万年も、不断の進みをつづけているのだ。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫