前非
ぜんぴ
名詞
標準
past misdeed
文例 · 用例
おぬいさんの前に出ると、このガンベもまったく前非を後悔しますね」「そんなに後悔することがたくさんおありなさるの」「ばかにしちゃいけません。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
「お前非道いよ、まあお待ち。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
子之介 隙もあらばかたきを討たうと、刃を呑んで住み込みましたが、あくまで前非を悔いた佐々木どの、この子之介のまへに兩手を突いて、ゆるしてくれとお詫びなされた。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
彼女は前非を悔い、不実を詫びたので、堺屋ではこの母をも共に引き取った。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
恩師兆民の自由民權論を承けて之を唱へ後明治三十年頃ユニテリアン教會に出入して社會主義を研究し日露戰爭前非戰論を主唱して朝報社を去り、同志等と平民新聞を起して盛に社會主義を鼓吹し其廢刊後は屡※雜誌を出し書を著はして主義の普及を謀り居たり。
— 石川啄木 『日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象』 青空文庫
もし奥さんが前非を悔いておるなら許してあげて、再び平和な家庭をつくって下さい。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
前非を悔いているから、許してやれ――か。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
本当に前非を後悔して、悄然として異性の膝の前に「お許し」を哀願しない限り、自分自身の鼻の表現の根底を作っている本心の「お許し」も出ませぬ。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
作例 · 標準
彼はこれまでの不誠実な態度を深く前非として悔い、今後は真面目に働くことを家族の前で誓った。
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「君が前非を改めて心機一転頑張るつもりがあるなら、もう一度だけ営業部に戻るチャンスを与えよう。」
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単に言葉で謝るだけでなく、行動で示して前非を償うことこそが、裏切ってしまった友人への唯一の誠意だ。
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